2025/4/29 乗鞍岳

2025年

目指すは剣ヶ峰。
しかし山の天気はそう甘くない。悪天候により、肩の小屋で早々に滑走モードへ切り替えることに。

滑り始めてすぐ、辺りはまるでホワイトアウト。
「ここはどこ?本当に滑ってるのか?」と錯覚しそうなほど、視界が真っ白になり、思わず眩暈(めまい)を覚える。

風は強く、天気は目まぐるしく変化。
ところが、スキー場内まで下りてくると、まさかの晴天。山ではよくある話とはいえ、毎回そのギャップに驚かされる。

以前、登山中に「この下りは大変だったな」と感じた場所は、やっぱりスキーでも難所。抉れた地形が行く手を阻む。

この日は1班、2班、3班に分かれて行動開始。天候の回復を待ちながら様子を見ていたが、先へ進んでもアイスバーン状態で、滑走が楽しめそうにない。加えてホワイトアウトのリスクもあると判断し、早めに引き返すことに。

後から登ってきた2班・3班にもその旨を共有し、全体としてピークアタックは見送り。
それでも、程よく緩んだ雪面は場所によってはコブ斜面のようで、なかなか手強い。

最終的にはスキー場に合流。それぞれが思い思いのラインで滑走開始。コブあり急斜あり。
あっという間に下山完了。

下界に戻ると風が強くて寒かったため、車の中から後続班の滑走を観戦。
「うまい!」「腰引けてる!」「フォーム崩れてる!」など、スキー談義に花が咲く。人の滑りを見るのも、やっぱりいい勉強になる。

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