山行概要
- 行動日:2026年3月28日~3月29日
- 山域:北アルプス・蓮華温泉周辺
- 参加者:男性6名、女性6名
行程
1日目(3月28日)
- 09:40 栂池自然園駅
- 11:30 天狗原
- 12:20 振子沢トラバース地点
- 14:00 蓮華温泉ロッジ(泊)

2日目(3月29日)
- 08:00 蓮華温泉ロッジ
- 09:05 ヤッホー平
- 11:20 角小屋峠
- 12:30 白池付近
- 13:30 木地屋

1日目|快晴の天狗原から振子沢へ
2月21日早朝、山小屋予約専用アプリで蓮華温泉ロッジの予約が開始されると同時に、12名分4部屋を確保。完全クレジット決済というシステムだった。
当日は栂池第4駐車場に集合し、ゴンドラとロープウェイを乗り継いで自然園駅へ。準備を整えて出発した。
天候は快晴。春の日差しは強く、無風の影響もあって体感は初夏のような暑さ。こまめに休憩と水分補給、衣類調整を繰り返しながら天狗原へ向かう。
途中、白馬乗鞍の大斜面では複数のパーティーが登行しており、活気ある山の雰囲気を感じる場面もあった。登行中には、上部からスノーボードが流れてくるハプニングもあったが、幸い大事には至らず、後に無事回収された。
天狗原から振子沢へドロップ。上部は広く滑りやすい斜面だが、気温の高さから雪は重め。日陰では急に雪質が変わるため、スピードコントロールに気を配りながら慎重に滑走する。
沢筋は川床が低くなり狭まる箇所も多く、先行トレースに従って安全なラインを選択。途中の左岸トラバースでは樹林帯の細かなアップダウンが続き、短いながらも体力を消耗する区間となった。
中ノ沢から林道に出て、無事に蓮華温泉ロッジへ到着。
到着後は、それぞれが思い思いの時間を過ごす。温泉に直行する者、屋外で生ビールを楽しむ者、部屋でゆっくり休む者。山と温泉の魅力を満喫する贅沢な時間となった。






























2日目|木地屋ルートでのロング下山
当初は天狗原まで登り返して栂池へ戻る計画だったが、メンバー全員の希望により木地屋ルートでの下山へ変更。前日に木地屋14時着でタクシーを予約しておいた。
この日も快晴。シールを装着し、林道を戻って中ノ沢方面へ。橋の手前で滑走モードに切り替え、弥兵衛沢へと下る。
途中、スノーブリッジを渡渉。問題なく通過できたが、この気温が続けば近いうちに崩落する可能性も感じられる状況だった。
再びシール登行に切り替え、緩斜面を登り返して林道へ。途中には大きなデブリもあり、林道であっても雪崩のリスクを感じる場面があった。
角小屋峠への登りは斜度があり、ジグを切って進む。
峠でしっかりと休憩を取った後、ウド川源流へ向けて滑走開始。稜線直下では雪庇の影響による表層雪崩の痕跡が多数あり、緊張感の高い区間となる。安全確保のため、一人ずつ慎重に通過した。
ワサビ沢のスノーブリッジも無事通過。その後は白池周辺の緩斜面を進むが、小さなアップダウンが連続し、思いのほか体力を奪われる。
木地屋ルートは大きな登りこそないものの距離が長く、除雪地点に到着したときには、達成感と疲労感が入り混じる独特の充実感に包まれた。
タクシーもほぼ予定通り到着し、計画通り無事下山。


















総括
2日間を通して、
- 快晴のもとでの開放的な滑走
- 春雪特有の重さと変化への対応
- 長距離ルートにおける体力配分と判断
など、バックカントリーの総合力が求められる山行となった。
特に印象的だったのは、
雪解けが進む中でのルート判断と安全管理の重要性。
蓮華温泉という魅力的な目的地と、変化に富んだルート。
そして仲間と過ごす時間。
すべてが揃った、充実度の高いバックカントリー山行だった。

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