山行概要
- 行動日:2026年3月20日
- 山域:巻機山
- 参加者:男性3名、女性2名
行動記録
- 06:20 宿(雲天)出発
- 07:10 巻機山登山口
- 10:45 標高1560m付近 到達
- 11:00 滑走開始
- 12:30 宿帰着

山行の様子
この日は巻機山バックカントリー。
BC利用者向けの駐車場は台数が限られ、早朝から満車になることが多いため、登山口前の宿「雲天」に宿泊し、そこから徒歩で入山した。
天候は山麓こそ晴れていたものの、標高を上げるにつれてガスに包まれ、山頂方面は視界不良のコンディションだった。
当初は山頂から米子沢への滑走を予定していたが、現地の状況は想像以上に雪が少なく、滝には穴が開き、沢筋も露出している状態。安全を最優先し、計画を変更してピストンルートとした。







登行|想像以上の急斜面
五合目付近までの急登は特に厳しく、雪面は硬く締まり、斜度も強い。クトーを装着する場面や、シートラ・ツボ足で登る場面もあり、時間を要する区間となった。
同じ斜面で出会った登山者からも「今年は雪が少なく、例年より斜度がきつく感じる」との声があり、コンディションの厳しさを実感する。








判断と滑走|標高1560mからのドロップ



樹林帯を抜けて上部を見上げると、山頂方向は完全にガスの中。
無理な行動は避け、標高1560m地点からの滑走を決断した。(登り約4時間20分)
この判断が結果的に正解だった。
前日に数センチの降雪があったことで、雪はほどよく締まりつつも板がよく走る良好なコンディション。滑り出した瞬間、まるで広大な山の斜面に飛び込んでいくような感覚に包まれ、自然と笑みがこぼれる。
まさに「当たり」の一本だった。
下山
標高を下げるにつれて雪は緩み、次第にシャーベット状の重い雪へと変化。春山らしいコンディションとなるが、慎重にラインをつなぎながら無事に下山。
最終的に宿へと戻り、充実した一日を終えた。
総括
今年は例年に比べて積雪量が少なく、ルート選択の自由度も制限される状況だった。
しかしその中で、現地の状況を見極めて計画を柔軟に変更し、良い雪を選び取ることができたのは大きな成果だった。
山のコンディションに応じた判断と対応。
それこそがバックカントリーの本質であり、今回の山行はその大切さを改めて実感する一日となった。











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